- 沸騰したお湯でミルクを作ると危険?
- 熱湯だと赤ちゃんに必要な栄養素が壊れてしまうって本当?
このような悩みを解決する記事です。
結論から言うと、実際に熱に弱いビタミンなど影響を受けるものはありますが、それも考慮して粉ミルクはビタミンを多く配合して製造されています。
そのため、沸騰したお湯でミルクを作っても全く問題ありません。
本記事では、沸騰したお湯でミルクを作るのが危険でない理由や正しいミルクの作り方を解説します。
\完全無料で3本お試しできる!/
沸騰したお湯でミルクを作るのが危険ではない理由
沸騰したお湯でミルクを作るのが危険ではない理由は以下の通りです。
70度以上のお湯で病原菌が死滅する
粉ミルクは無菌ではありません。ごく微量ですが、サカザキ菌やサルモネラ菌などの細菌が入っています。
乾燥した粉ミルクの中で長期間生存するだけでなく、溶かした後の粉ミルクの中の細菌は、室温に置かれると急激に増える恐れがあります。
しかし、これらの最近は70℃のお湯で死滅します。そのため、湯冷ましを使わなくても70℃のお湯でミルクを溶かせばOKです。
逆に、ぬるま湯でミルクを作るのは絶対にやめましょう。
赤ちゃんが食中毒を起こしてしまい、最悪の場合命を落とす恐れもあります。
2007年にWHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)により「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存および取扱いに関するガイドライン」が公表され、厚生労働省の指導により70℃以上で調乳することが決められています。
〔本ガイドラインにおける乳児用調製粉乳の調乳のポイント〕
(乳児用調製粉乳を使用する方々へ)○乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと。(注)高温の湯を取り扱うので、やけどに注意すること。
○調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること。
栄養素は高温でも損なわれないように作られている
粉ミルクは高温で作られることが想定されているのでビタミンCの加熱による影響を考慮した製品設計になっています。
母乳はビタミンC量が50mg/Lですが、粉ミルクの場合メーカーにより異なりますが70~90mg/Lと多め。
粉ミルクメーカー『ほほえみ』を製造している明治の公式サイトでも以下のように回答されています。
Q:粉ミルク(ほほえみ)は何度のお湯で溶けばよいですか?
A:粉ミルク(ほほえみ)は煮沸後70℃以上のお湯で調乳してください。
平成19年(2007年)に、WHO(世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機関)より「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」が作成、公表されました。
日本国内におきましても、厚生労働省の指導のもと、ガイドライン通り、煮沸後70℃以上のお湯を使用し調乳してください。
なお、70℃以上のお湯を使用しても栄養成分が大きく損失するようなことはありません。
加熱に対する影響が大きい栄養成分(ビタミンCなど)については加熱の影響を考慮した製品設計としており、栄養成分が不足することはありません。
引用:明治公式サイト FAQ
70度以下のお湯でミルクを作るとどんな危険がある?
]逆に、70度以下のお湯でミルクを作るとどんな危険があるのでしょうか。
70度以下のお湯で調乳すると、粉ミルクに入っている微量な病原菌が殺菌できないため、大変危険です。
絶対に70℃以上のお湯で調乳するようにしてください。
70℃以下のお湯でミルクを作った時のリスク
-
サカザキ菌による敗血症・壊死性腸炎のリスク
-
サルモネラ菌による下痢・食中毒のリスク
ミルク作りに使ってはいけない湯冷ましの特徴は以下で紹介しています。
安全なミルクの作り方
安全なミルクの作り方は以下の通りです。
赤ちゃんは大人と違って最近に弱く、簡単にお腹を壊してしまうので、消毒には特に注意しましょう!
安全なミルクの作り方
-
石鹸で手を洗う
-
ミルク作りに使用する道具を洗う
-
粉・固形ミルクを哺乳瓶に入れる
-
70度以上のお湯でミルクを溶かす
-
人肌の温度になるまでミルクを冷ます
沸騰したお湯でミルク作りをする際の注意点
沸騰したお湯でミルクを作る際の注意点
- ミルクを溶かすお湯は10分以上煮沸する
- 容器変形によるやけどに注意
- 赤ちゃんにあげるミルクの温度は38度~40度
ミルクを溶かすお湯は10分以上煮沸する
ミルクを溶かすお湯は、水道水を沸騰させてから10分以上煮沸したものを使いましょう。
水道水には塩素やトリハロメタンという物質が含まれています。
トリハロメタンは沸騰させると一時的に水中濃度が上昇してしまうのですが、10分沸騰を続けることで蒸発させることができます。
容器変形によるやけどに注意
容器の耐熱温度が100℃になっていることを確認した上で、沸騰したお湯を注ぐようにしましょう。
耐熱温度が100℃未満の場合、容器が溶けてやけどをしてしまう可能性があります。
また、沸騰したお湯を注ぐときにこぼれて火傷をする恐れがあるので、なるべく注ぎ口が大きい容器を使うと便利です。
粉ミルクも入れやすいので、口が広い哺乳瓶はかなり便利です。
赤ちゃんにあげるミルクの温度は38度~40度
湯冷ましを使わない場合、熱いミルクを時間をかけて冷やす必要があります。
ミルクは母乳と同じくらいの温度で赤ちゃんにあげる必要があるので38度~40度くらいが適当です。
時間がかかるのでつい冷ましすぎてしまった場合は冷たいまま与えずに、湯煎でミルクを入れた容器をゆっくり回しながら温めてください。
ウォーターサーバーを使えばお湯を沸騰させる手間いらず!
お湯を沸騰させず短時間でミルクが作れる
水道水からミルクを作る場合、ただ水を沸騰させるだけではなく、10分以上煮沸する必要があります。
赤ちゃんにとって有害なカルキやトリハロメタンが水道水に含まれており、それらを揮発させる必要があるためです。
しかし、ウォーターサーバーのお水には有害物質は含まれていないので、ウォーターサーバーの温水ですぐにミルクを水で割れてとても便利です。
子育て中はパパもママもとても忙しいので、少しでも時短できると余裕が生まれます。
ボタン1つでミルク作りが行える
子育て中は何かと手が塞がれがち。
ウォーターサーバーならボタン1つでミルクを作るのに適切なお湯が出るので、片手でミルクを作ることもできます。
片手でも使えるタイプがいいなら「パネル式」か「レバー式」がおすすめです。
お腹を空かせて泣いている赤ちゃんを抱っこしながらミルクを作ることができるのはとても便利です。
軟水なので赤ちゃんにも優しい
赤ちゃんは大人と比べて消化器官が発達していません。
ウォーターサーバーの水は基本的に軟水(※)なので、赤ちゃんでも安心して飲むことができます。※硬水のものも存在するのでしっかり確認してください。
WHO(世界保健機関)の基準では、炭酸カルシウムの含有量が 60 mg/L 以下の水を軟水、60~120 mg/L の 水を中硬水、120~180 mg/L の水を硬水、180 mg/L 以上の水を超硬水としています。
水道水でミルクを作るよりも安全性が高い
ウォーターサーバーを使ったことがない方は、「水質は本当に安全なの?」と不安に思うかもしれません。
ですが、主要メーカーのウォーターサーバーは、以下のように赤ちゃんにとっても安全性が高い水のみ使用しています。
ウォーターサーバーの水の種類
- 天然の軟水
- RO水
- 浄水
刺激に弱い赤ちゃんにも安心して与えられるので、健康面に配慮したいという方にもピッタリです。
ウォーターサーバーごとに水のこだわりは異なるので、比較しながら合ったものを探してみてください。
ウォーターサーバーの多くは、水を清潔かつ衛生的に保つ機能が搭載されています。
ミルク作り以外に離乳食にも使える
ウォーターサーバーは水を適温の状態で出すこともでき、冷水と温水を混ぜて簡単に作れるのが大きなメリット。
そんなウォーターサーバーは、ミルク作りだけではなく離乳食作りにも大いに役立ちます。
お湯で溶くだけで野菜のすりつぶしやスープができるフリーズドライや粉末のベビーフードなどを使う時、ウォーターサーバーがあれば、お湯を沸かさずすぐに用意して作ることができます。
小さい赤ちゃんの世話をしながら毎日離乳食を調理するのも大変なので、ウォーターサーバーは卒乳後も大活躍します。
赤ちゃんのミルク作りにおすすめのウォーターサーバーは以下で紹介しています。
続きを見る
【ミルク作りのおすすめウォーターサーバー5選】選ぶポイントも徹底解説します。
また、比較的ローコストで使えるウォーターサーバーは以下で紹介しています。
続きを見る
【人気ランキング7選】月額料金の安いおすすめウォーターサーバーを比較紹介!
ミルク作りで沸騰したお湯を使っても問題なし!
沸騰したお湯でミルクを作ることはOKです。
しかし、容器の耐熱容器が100℃以上か確認して火傷をしないように気をつけて調乳しましょう。
また、沸騰してすぐのお湯ではなく、10分以上沸騰させ続けて有害物質を除去したお湯を使ってください。
ウォーターサーバーを使えばミルク作りに使えるお湯がすぐ出るので、お湯を沸騰させる手間なくミルクが作れます。
手軽に安全にミルク作りをしたい方は、この機会にウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
\完全無料で3本お試しできる!/