- 浄水器の水でミルクの湯冷ましを作るのは危険?
- 浄水器の水を使ってミルク作りをする際の注意点を知りたい。
このような悩みを解決する記事です。
手軽に美味しい水が飲めるということで、多くの家庭で利用されている浄水器。
浄水器の水が、ミルクの湯冷ましとして使えたら便利ですよね。
結論からいうと、浄水器の水でミルクの湯冷しを作ることは危険ではありません!
むしろ、浄水器の水は不純物を除去しているので、ミルクの湯冷ましにはおすすめです。
本記事では、浄水器の水をミルクの湯冷しに使うメリット・デメリットや、使用時の注意点も解説します!
浄水器の水を安全で適切に活用できるようにして、無駄なコストや時間を削減していきましょう!
浄水器の水は不純物を除去しているので、ミルクの湯冷ましに使える!
日本の水道水は世界基準でも安全だと言われていますが、不純物が混ざってしまうこともあります。
水道水を浄水器に通すことで、そのような不純物や水道水に含まれる残量塩素を除去することができるのです。
除去できる物質はフィルターによって異なりますが、JIS規格・浄水器協会で定められた規格の場合、発がん性のあるトリハロメタンなどをはじめとする22項目の不純物を取り除くことができ、赤ちゃんにとっても浄水器の水はおすすめです!
浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用するメリット
浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用するメリットとしては、以下のようなことがあります。
手軽にミルク作りが行える
浄水器の水を湯冷ましに使うと、手軽に早くミルク作りが行えます。
水道水で湯冷ましを作る場合、トリハロメタンという物質を除去するために、を水が沸騰したあとも10分以上も煮沸を続けなければなりません。
しかし、浄水器の水であれば、浄水器を通す時にトリハロメタンを除去できるため※ 一度沸騰させたらすぐに使用できるので手軽に使えます。
※機種によって除去する物質は異なります
ミルク作りにかかる費用が安い
浄水器の水を使って湯冷しを作ると、ミルク作りにかかる費用を安くすることができます。
浄水器の本体を購入してしまえば、その後は年1〜2回フィルター交換で費用がかかるだけで毎月の費用は水道代のみ。
ペットボトルでお水を購入する場合は、お水代で年間で10万円近くかかってしまうことも!
もちろん本体価格は様々ですが、浄水器を利用することでミルク作りのコストを圧倒的に安く抑えることができます。
プラスチック容器などのゴミが出ない
ミネラルウォーターや赤ちゃん用の水を使う場合は、もちろん空いたプラスチック容器が溜まります。
お水は毎日利用するので、プラスチック容器が溜まるスピードも早い・・・。
おむつなどのゴミが増え、物も散らかりやすい子育て期間中は、少しでもゴミの量は減らしたいところですよね。
浄水器の水を利用すれば、ゴミを気にせず使うことができ、未開封のボトルの保管スペースなども必要ありません。
浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用するデメリット
逆に浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用するデリットとしては、以下のようなことがあります。
天然水やRO水よりは多少安全性に劣る
浄水器の水は正しい利用方法でメンテナンスも定期的に行えば安全にミルクの湯冷しに活用できますが、ペットボトルの天然水やウォーターサーバーのRO水※ と比べると、安全性では劣ってしまいます。
※RO水とは、逆浸透膜(RO膜)でろ過された水道水です。業者によっては「純水」や「ピュアウォーター」という名前で販売していることもあります。
水分子以外のすべての不純物が除去されており、内臓機能の未熟な新生児や、医療的ケア児などにも安全です。
定期的にメンテナンスする必要がある
浄水器には、カートリッジ交換やメンテナンスが大変というデメリットもあります。
前述の通り一度取り付けたら終わりではなく、定期的に必ずカートリッジを交換しなければなりません。
最初に浄水器を取り付ける際も、正しく設置できていないと意味がなくなってしまうので注意が必要です!
3~6か月に1度カードリッジの料金がかかる
浄水器のカートリッジ交換のため、新しいカートリッジは別途購入する必要があります。
4,000円〜15,000円ほどとメーカーによって金額は変わりますが、高いものだとそれなりの出費になることもあります。
浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用する際の注意点
浄水器の水をミルクの湯冷ましに使用する際は、以下の点に注意して、安全に便利に浄水器を使いましょう。
カードリッジの交換期限を必ず守る
浄水器は一度購入すればメンテナンスが不要なわけではありません。浄水器のカートリッジには、各メーカーや製品ごとに定められた交換周期があります。
浄水器は「水道水をフィルターでろ過して不純物を除去する」という仕組みですが、使い続けているとフィルターに不純物が蓄積し、きちんとろ過が行われなくなってしまいます。
フィルターの除去性能や交換時期などをしっかり把握していないと、水道水と変わらない品質になる可能性があるので注意しましょう!
浄水器の水は雑菌が沸きやすいので当日以内に使用する
浄水器で除去する物質の一つである「塩素」は嫌な臭いや味をつくり出す原因でもありますが、雑菌や病原微生物から水道水を守る役割もあります。
そのため、浄水器を通した水は雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
浄水の湯冷ましは、できるだけ作り置きせず、赤ちゃんのミルクや飲み水として使う分だけをその都度生成するようにしましょう。
浄水器本体や蛇口を常に清潔に保つ
前述の通り、浄水器を通して塩素が除去された水は、雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
浄水器内で有害物質を除去しても、蛇口から水が出るときに雑菌が混ざってしまっては意味がありません。
特に蛇口付近は雑菌が増えやすいので、こまめに清掃をして清潔さを保つようにしましょう。
ちなみに、湯冷ましの正しい保存方法は以下で詳しく解説しています。
続きを見る
ミルクに使う水の湯冷ましを保存する方法2つ!おすすめの容器も紹介
ミルク作りするなら浄水器とウォーターサーバーどっちがおすすめ?
浄水器とウォーターサーバーのメリット・デメリット比較
ミルクの湯冷しを作る時に浄水器と比較されるのが「ウォーターサーバー」です。
ミルクの湯冷しを作るために、浄水器とウォーターサーバーどちらが良いのでしょうか?メリットとデメリットをまとめました。
浄水器 | |
メリット | デメリット |
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ウォーターサーバー | |
メリット | デメリット |
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ウォーターサーバーの大きなメリットとして「時間と手間の節約になる」という点があります。
浄水器の水を使ったミルク作りでは煮沸したお湯を冷ますという工程が発生しますが、ウォーターサーバーを使うとお湯を沸かす手間とミルクを冷ます手間を省くことができます。
浄水器とウォーターサーバーのコスト比較
浄水器の方がウォーターサーバーよりコストは抑えられるということですが、浄水器とウォーターサーバーのコストは一体どのくらい違うのでしょうか?
コスト | 浄水器 | ウォーターサーバー |
初期費用 | 3,000円~20,000円程度 | ほぼ無料 |
月額費用 | 1,000円〜5,000円程度 ※3-6ヶ月に1回のカートリッジ交換 |
無料~1,000円程度 |
水の料金(24リットル) | 約6円(水道料金) ※東京都の水道料金参考 |
2,400円~4,000円程度 |
電気料金 | 無料 | 500円〜1,000円 |
コスパ重視なら「浄水器」、安全性や効率化重視なら「ウォーターサーバー」
これまでご説明した通り、浄水器は「費用が安いが、手間がかかったり安全性に若干不安がある」という特徴がある一方、ウォーターサーバーは「費用は高いが、手間が省けて安全性が高い」という特徴があります。
コスパ重視なら「浄水器」、安全性や効率化重視なら「ウォーターサーバー」を選ぶのがおすすめです!
ミルク作りにおすすめのウォーターサーバーは以下で紹介しています。
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【ミルク作りのおすすめウォーターサーバー5選】選ぶポイントも徹底解説します。
また、比較的安いウォーターサーバーは以下で詳しく紹介しています。
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短時間で安全にミルクを作るなら浄水器よりウォーターサーバーがベスト!
浄水器はミルクの湯冷ましに使うことは可能ですが、短時間で安全にミルクを作るならウォーターサーバーを使うのがおすすめです。
ウォーターサーバー会社の多くが定期的に第三者機関の検査を受けています。水に放射性物質が含まれていないか、大腸菌などが含まれていないか、などの検査をしています。
ちなみに、業界シェアNo,1であるウォーターサーバーのプレミアムウォーターについては、毎月検査を受けているそうです。
浄水器でも不純物質を高いレベルで除去することができるものもあります。
しかし高スペックな浄水器は初期費用が高く、定期的に交換するカートリッジも金額が上がってしまいます。
そのため、安全性を求める場合ウォーターサーバーを選んだ方が安全性を保ちながら、費用も抑えることができるでしょう。
是非この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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